卒業生インタビューvol.6 コンプレックスが良い経験に変化!宅録で取り戻せた自分自身
シリーズでお届けしている「宅録ナレーター講座卒業生に聞いてみた!」
卒業後に宅録の世界で活動している卒業生にインタビュー!講座を受けたきっかけや、その後の気持ちの変化などを伺っています。
6回目は、宅録ナレーターとして活動する井上陽子さんです。
元放送局のアナウンサーで3人のお子さんのママさんです。退職後は専業主婦時代が長かったという井上さん。一念発起して宅録へ挑戦した想いや受講後の気持ちの変化などをお話してくれました。
自分はアナウンサーに向いていない…宅録を始める前の専業主婦時代
Q:宅録を始める前はどんな生活をしていましたか?
元々、20代は放送局のアナウンサーをしていて、忙しくも充実した日々を過ごしていました。その後、結婚し夫の転勤などがあり、5年で退職しました。その後は全く別の仕事をし、長男が保育園に入れなかったことなどがきっかけで専業主婦になりました。その後、3人の子どもを出産し、10年ほどずっと専業主婦をしていました。
退職後、周りの人に自らアナウンサーをやっていたことを話したことはありませんでした。アナウンサーの仕事に真剣に向き合っていたからこそ、周囲の優秀な先輩方と自分を比較して落ち込むこともありました。理想に至らない自分を不甲斐なく思うことも多く「自分はアナウンサーに向いていなかった…」という思いがあり、これまで声の仕事を避けていたようなところがありました。
ただ、声に出して伝えることはやはり好きで、子ども向けの読み聞かせボランティアに参加し楽しんでいました。夫の赴任先だった海外でも絵本の読み聞かせを行い、日本語は分からなくても楽しんでくれる海外の子どもたちの姿を見て「やっぱり自分は読むこと、伝えることが好きだな」と思ったことを覚えています。
Q:宅録との出会いを教えてください。
始める2年前くらいに「宅録」についての記事をネットニュースで見ました。その時は「こういうフィールドもあるんだな」とは思い、何となく意識をしていたけれど動き出すとはなかったんですね。そんな時に、ある本を読んで強く心を動かされました。
その本には「人生はオセロみたいなもので、負けだと思っていたもの、コンプレックスだと思っていたものがぱっとひっくり返るとそれが人生を開く。ぱっとオセロの色が変わるみたいに一気に人生が変わることがある」という内容が書かれていました。
それを読んで「自分がコンプレックスだと思っているものって何だろう」と考えた時に浮かんだことが、アナウンサーとしての経験だったんです。その経験を、コンプレックスではなく「良かったなあ」という経験に変えたいと思いました。そう思った時に、以前ネットニュースで見た「宅録」と自分の想いが繋がりました。

宅録を始めて感じた自分を取り戻す感覚
Q:Hope voiceの講座を選んだのはなぜですか?
いざ宅録に挑戦しよう!と思った時、もよ先生のブログ記事が目にとまりました。宅録の知識の豊富さと、あたたかいお人柄を感じ受講を決めました。また、当時末っ子が2歳でまだ手がかかるので最後まで受講できるのか不安もありましたが、事前に同じくお子さんがいるスタッフの方が私の不安を丁寧に聴いてくれて安心して挑戦することができました。
Q:実際に受講してみていかがでしたか?
受講中はとても楽しくて、自分のやりたいことのために自分の時間を使えるということに大きな喜びを感じました。宅録のスキルはもちろんのこと、自分の時間の使い方や自分への向き合い方を知り、自分自身を取り戻したような感覚がありました。
本講座では、もよ先生が力強く伴走してくださってとても心強かったです。疑問に思ったことを伺うと、本当に深い知識をお持ちで納得するような答えをいつもくれました。オンラインなのに私の機材トラブルも見抜いてくださって、離れている距離を感じさせないほどサポートをしていただきました。
また、精神的な面でも、もよ先生は私を引き上げてくれました。長い間専業主婦で、周りの人に子どものことを話すことはあっても、自分の想いを話すことがなかったんです。でも、もよ先生は「私がどう思うか」や、「私がどうなりたいか」を折に触れて聞いてくれました。自分の想いを素直に伝えて応援してもらえるって、ものすごく自分の力になるんだと感じましたね。
【家族もママを応援!子どもたちに見せたい自分の背中】
Q:現在はどんなお仕事を担当していますか?
現在は、Eラーニング、企業VP、大学紹介のナレーションなどを担当しています。自分が今出せる声をこれからどんどん磨いていきたいなと思っています。
家族も応援してくれていて、私の誕生日にくれたカードには「ナレーションがんばっているママステキだよ」と書いてくれて、本当に嬉しかったです。これから子どもも子ども自身の世界を広げていくと思うので、私も自分の世界を持つことの良さを背中で伝えられたらいいなと思います。

【こんな方におすすめしたい!】
「やってみたいな」と思う気持ちがある方、「自分のナレーションスキルや機械知識では無理かな…」と思っている方へ、「やりたいと思う気持ちを大切にして門を叩いたら、あなたが持っているものを全力で伸ばしてくれる講座です」と伝えたいです。
私は「自分がやりたい!」と思ったことを実行に移したら、毎日が充実して、学ぶことがすごく楽しいと思いました。そこから「今後はナレーションスキルを磨いていきたい」など、先の目標や楽しみが広がり世界が変わりました。